HOME高速バス内のニオイマナーに注意!
最終更新日:2017/11/20
セクシャルハラスメントという言葉を皮切りに最近では、さまざまなハラスメントが増殖しています。妊娠している女性を侮辱するマタニティハラスメントや、飲めない人に飲酒を強要するアルコールハラスメントなど、種類は色々ありますが、高速バスのなかで起こり得るものと言えば、スメルハラスメント、スメハラですよね。これは一般的に加齢臭のケアができない男性に対して女性が使う言葉を思われていますが、もちろんスメハラに性差も年齢差もありません。イヤなニオイをさせていれば、女性もまた、ハラスメントの当事者になるので注意が必要です。ひと昔前、気になるニオイの代表格と言えばタバコでした。のべつ幕なしに吸いまくり、路上でも家でも職場でも、煙を上げていました。もちろんそういう風潮はバスでも同じことで、喫煙していても特に文句は言われませんでした。しかし、受動喫煙の危険性などが宣伝されてくるようになって、タバコは体に悪いという意識が高まり、今運行している高速バスで、タバコが吸えるところというのはほとんどないでしょう。吸いたい方はSAでの休憩時に吸ってくださいというのが各バス会社の基本対応です。それならタバコのスメハラは別に気にしなくていいと思われるでしょうが、最近とある市庁舎では、吸ってから数十分間はエレベーターに乗らないよう職員に通達したことがニュースでも話題になりました。時間が経てば、他人に迷惑はかからないと言われていましたが、どうやら受動喫煙のリスクはそれほど待たないと消えないようです。また、そこまでうるさいことは言わないにしても、吸った直後の人の体臭や口臭は、タバコを吸わない人にとっては厳しいものがありますから、そのあたりは気を配ったほうがいいでしょう。またタバコでなくても、臭いのトラブルになることはあります。高速バスでの移動中、飲食が禁止されているわけではありませんが、あまりにも臭いのきついものや、食べ終わった物のフタを開けたままにするなどは、密室ですから臭いがこもります。夏場はともかく、冬場だと寒くて窓を開けるのが難しい時にそういったことをしてしまうと、周りから無言の非難を浴びることは避けられないでしょう。ですから、高速バスでは、にんにく料理やカレーといったものはなるべく避けて、空腹時はおにぎりやサンドイッチといった軽食に留めておきましょう。意外と自覚が持てないのが、自分が発するイヤな臭いです。皆さんも高速バスを利用される際は、気を付けましょう。